Chart FX for WPF8.1の新機能
最新バージョンのhart FX for WPF8.1は前バージョンからのバグ修正とパフォーマンスの向上を提供します。また、多数の新しいギャラリータイプをサポートします。さらに、既存のプロパティにカスタマイズ機能を提供して、新しいリアルタイム機能や統計チャートのエクステンションを追加します。これらの新機能については以下の解説を参照してください。
統計チャートのエクステンション
チャートアプリケーションで統計分析機能を使用する
統計チャートのエクステンションには、標準偏差、分散、線形回帰、正規分布、F検定などの計算処理やアルゴリズムのための完全なAPIを提供します。
リアルタイム機能

Chart FX for WPFはすでに従来バージョンでObservaleCollectionコレクションのデータバインドを提供しています。
しかし、新しく追加されたリアルタイム機能のAPIは大容量リアルタイムデータの高速処理を実現できます。このチャートタイプは株価データなどリアルタイムで変化する情報を正確に表示するアプリケーションに最適です。
密度チャート

密度チャートでは1個のポイントに割り当てられた数値の個数(密度)を色で表示できます。
ヒートマップ

ヒートマップはデータをグラデーションスケールに従って表示する二次元テーブルです。
パレート図

19世紀末にイタリアの経済学者・社会学者、ヴィルフレド・パレートが欧州各国や米国の統計データに基づいて統計的に所得配分の研究を行いました。そして、「全所得の80%は、人口の20%の富裕層が占めている」現象を発見しました。この現象は、その他の自然現象でも普遍的に観察できるので「パレートの法則」として定義されました。Chart FX for WPF 8.1ではパレート図を簡単に作成できます。
オーバーレイバブルチャート
このギャラリーは同心円を描画してデータを比較できます。
ウォーターフォールグラフ
ウォーターフォールグラフは全体に占める割合を階段状のグラフとして表示します。このグラフは差異分析でよく使われます。
新しいパレット機能
新しいパレット機能を使用して、チャートに格納しているデータ系列の数にあわせて色を指定できます。

座標軸の同期
複数のY軸を表示しているとき、座標軸の目盛りに同期を設定すると表示効果が向上します。この機能は簡単に設定/解除できます。
三次元データの表示
バブルチャートは、大小の円(バブル)を表示するチャートです。バブルチャートは、縦軸・横軸・円の面積を使用して三次元の情報をグラフ化します。バブルチャートは三つのデータの関係性について分析。たとえば、市場成長率と市場占有率から商品競争力を分析するバブルチャートを作成できます。
|